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暮れなずむ常陸利根川

FI2618043_1E.jpg2月10日の分、少し積み残しがありましたので、いくつかご覧に入れます。(過去の記事『大洲閘門…1』以下のシリーズ参照)

銚子を見てまわった後、水郷に戻り、潮来大橋近くで夕食にしました。何度も通っていながら、水郷で夜を迎えるのは初めてです。
荒れ気味だった空も、穏やかに晴れ渡り、美しい夕焼けに誘われて、暮れゆく常陸利根川の情景を撮っておこうと、外へ。まずは、夕日を浴びる潮来大橋を一枚。

FI2618043_2E.jpgすっかり日が落ちた後の潮来大橋を、同じ場所から。この一瞬前の写真は、2月下旬のタイトルで、すでにご覧に入れました。

ようやく、何とか見られる夜景をものにできた気が…。街燈の灯りが映える川面も、なかなか素敵です。


FI2618043_3E.jpgやはり、ほぼ同一地点から、やや右側を見たところ。

静まり返った常陸利根川の向こう、十六島の低い家並の間に、夕日が沈んでゆきます。キレイだなァ…。水郷で見る、初めての夕日ということもあり、感動もひとしおです。
こんな風景を眺めながら、川面を艇で走れたら、さぞ楽しいでしょう。

FI2618043_4E.jpg夕日もほぼ落ちて、影絵のようになった家並の、稜線の上に顔を出した、小さく霞んだアレは……。

もしかして、富士山?

お店の人に聞いたら、どうやら間違いなさそうです。こんなに遠くから、しかも低いところから富士山が拝めるなんて、意外中の意外で、嬉しい余禄ではありました。
撮影地点のMapion地図

(20年2月10日撮影)

くらげ

FI2618042_1E.jpgええ、あらかじめ、グロなモノが苦手な方に、お詫び申し上げておきます。
ちなみに、左の写真はお話とは関係ありません。埋め草です…。

3月23日、マリーナに帰ってきて、艇の掃除をしていたら…。


FI2618042_2E.jpgご覧の、カラフルかつフリルがお洒落なクラゲ君が、我が桟橋にご来訪。

写真ではわかりにくいのですが、水底にかすんでいる触手の長さは、見たところ3mはあったでしょうか。
思わぬ珍客の襲来に、とたんに艇を清める手がおろそかになり、妖艶なクラゲ君のダンスに、釘付けになってしまいました。

FI2618042_3E.jpgときおり、水面にもプカリと浮かび上がってきて、ゼリー状の肌を陽光に反射させながら、挨拶してくれます。

この日は、風向きがちょうど、桟橋と直角に向き合っており、ゴミやら油膜やら、ありとあらゆるものが桟橋に吹き寄せられていたので、彼も一緒に流されてきたのでしょう。

FI2618042_4E.jpgカサを開いたり、閉じたりして、活発に動き回る彼に見入るうち、次第に情が移ってきてしまい、「おまえ、何食べて生きてるの?」と話しかけるなど、アブナイ人に(笑)。

そういえば、クラゲって何を食べてるんだろう…。
だいぶ前、知人で海水魚飼育の専門家が、小さなクラゲを飼っていたので、同じ質問をしたことがありました。彼によると、「クラゲの生態は謎が多くて、何を食べて生きているのかすらわからない」とのことでしたが、最近の研究で、そのあたりは判明したのでしょうか。

ちなみに、このクラゲの種類ですが…。検索してみたら、「水中の宝石 クラゲ図鑑」に掲載されている、「アカクラゲ」に似ているように思えました。
…で、この記事を読んで、ようやくわかったのですが…、クラゲの毒針は、針に触れた動物を痺れさせ、捕食するためにあるとのこと。ということは、魚やプランクトンを食べているんですね。なるほど。


(20年3月23日撮影)

平久橋の小さなお飾り

FI2618041_1E.jpg平久川の、大横川(旧大島川)との十字流近くに架かる、昭和2年竣工の古いトラス橋、平久橋。

すでに紹介済みですが、ちょっとご覧に入れたいものが…。
橋の下端、桁の肋材の出っ張りの部分を、よく見てみると、小さな絵のようなものが数枚、飾られているのが見えますね。

FI2618041_2E.jpgうち一枚を、アップにしてみました。
これは山茶花でしょうか(例によって、花の種類には自信なし)、可愛らしい花のレリーフが、リベットの並ぶ桁の側面に、こうしてぽつりと掲げられているさまは、なんとも不思議な光景で、以前から気になっていたのです。

おそらく、最近取り付けられたものとは思いますが…。これと言った説明があるでもなく、ひそやかに橋を飾っているこれらが、何より、橋をくぐる船からしか見えない、この位置に掲げられている、というのが気に入っていて、くぐるたびに、しげしげと眺めてしまうのです。
撮影地点のMapion地図


(20年3月23日撮影)

イイ感じのポンポン船

FI2618040_1E.jpg3月30日のお花見の帰りは、展示目録の新刊でもないかしらと、船の科学館のお土産屋さん、マリンショップに寄り道。

店内に入ってみると、前回来たときにはなかった、ブリキのポンポン船が数種類、入荷しているのを発見。その造作に、何かただならぬ(笑)ものを感じて、手に取ってみました。
プレスでしぼった天地2ピースの船体は、切り口の折り返しが全くない、言わば抜きっぱなし。煙突も、金切りバサミで切った端切れを、そのまま丸めてハンダづけした風と、商品らしからぬガサツさに、シビレました!

FI2618040_2E.jpg船体の天地を、何気なく外して中を見たら…。その瞬間に購入決定!
裏側には、お菓子のパッケージと思しき絵柄が、そのまま残されていたのです。 

国内ではおよそ見られなくなった、廃物の缶を転用したおもちゃに、お目にかかれるとは。ちなみにこのポンポン船、インド製だそうです。
私も、子供のころに駄菓子屋で買ったポンポン船の一部に、鮭缶などの絵柄が付いたままだったのを見たことがありますが、さすがに、子供が扱っても、怪我をしないような造りにはなっていました。
やはり、ここまでそのまんま、というのは、ちょっとした衝撃ですね。

FI2618040_3E.jpgキャプションが一切ない、ペン画のみの説明書もまたよろし。

ローソクの台として、ペラペラのスプーン状のものと、水管に水を注入する、塩ビ製と思しき豆スポイトが付いていますが、一つ一つのチープさが何だかいじましくて、泣けてきましたわ。

ちなみに、国産のポンポン船(商品名『ポンポン丸』)は、今でもブリキ玩具専門メーカー、三幸製作所で作っている…はずです。

FI2618040_4E.jpgさすが船の科学館、ミュージアムショップとはいえ、好事家のツボをついた品揃え、あなどれません…。

宗谷や羊蹄丸が並ぶ、有明南運河にある官庁船桟橋には、帆船日本丸が、折からの霧雨に帆桁を濡らして、もやっていました。



(20年3月30日撮影)

【20年4月26日追記】がーちゃんフォトアルバム」の「ポンポン丸」にトラックバックさせていただきました。

3月23日のフネブネ

FI2618039_1E.jpg3月23日の道々に見た、曳船以外のフネブネをご紹介。

芝浦運河でもひときわ目立つ、全身黄色塗装のこぎれいな通船。
後部キャビンに窓がないので、軽貨物輸送用でしょうか。



FI2618039_2E.jpg黄色い通船のもやうここは、芝浦東運河と芝浦運河の交差点、「芝浦通船」本社ビル前の桟橋。以前にも、船溜の様子などをご紹介しましたが、こちらの船はどれも整備が行き届いていて、可愛がられているのが見て取れます。

社名のとおり通船のほか、大型曳船などの船隊を擁しており、東京近郊の商船ファンには、おなじみの存在ですね。
撮影地点のMapion地図

FI2618039_3E.jpg竹芝桟橋に接岸するのは、レストラン・クルーズ船、ヴァンテアン。

総トン数1,717tという、なりの割には大きな上部構造が目を引きます。仕事柄もあってか、速力は10.5ktとゆっくりめ。
(本船の詳細は、『東海汽船グループ 東京ヴァンテアンクルーズ株式会社』をご覧ください。)
撮影地点のMapion地図

FI2618039_4E.jpg隅田川に入ってみると、頻繁に出会う水上バスは、好天とあって、どれも大入満員の盛況。

ご覧の「竜馬」も、船内の座席はもとより、トップの展望デッキも、立錐の余地がないほどの繁盛ぶりです。どの船のお客さんも、笑って手を振ってくれるので、応対もなかなか忙しく、気が抜けません。

FI2618039_5E.jpg大川の出船が多いとくれば、やはりこちらの方々も、黙ってはいられない、といったところでしょうか。

湾岸署…この時点ではまだ水上署の、警備艇「かわせみ」が出動。ご苦労さまです。


(20年3月23日撮影)