FC2ブログ

萩原閘門…2

(『萩原閘門…1』のつづき)
FI2617974_1E.jpg閘門の前から、利根川に至る水路を見たところ。ちょうど、雲の切れ目から陽がさしたところで、強風に波立つ川面がキラキラと輝き、とてもきれいでした。

小見川閘門同様、正面の対岸には、兄弟である笹川閘門が見えるのですが…、残念、もうちょっとズームを効かせないと、よく写らないようです。

FI2617974_2E.jpg斜めになってしまいましたが、がんばって閘室内を写してみました。

閘室の内法は、小見川のそれと全く同じです。





FI2617974_3E.jpg利根川側から、全体を見たところ。
門柱にはわせてあるパイピングや階段など、細かな部分を除けば、小見川と変わらない外観なのが、おわかりいただけると思います。

通航する方にとっては、見分けがつきにくく、決して、使い勝手のよいものではないのでしょうが…。量産型閘門が、ここ下利根に集中して存在しているというだけで、一水運バカにとっては、たまらないモノがありますわ(涙)。

FI2617974_4E.jpg利根川側の操作用把手。

「非常停止」はむやみに引くな、と戒めて(?)いるのは、どのセルフ閘門も同じですが、こちらには「非常停止」を引いてしまった後の、復帰方法も書いてありました。




FI2617974_5E.jpg利根川の水際から、下流方向を見ると、彼方にはもう、利根川河口堰の姿が見えました。
あそこにも、隣接している常陸川水門と合わせると、閘門が3つもあるんですよね…イヤ~、嬉しくて顔がにやけてきます。うひょひょ(笑)。

おっと!その前に、相互リンク先である、「日本の川と災害」の管理人さんから依頼された、例のナゾの調査報告をしなければ…。
次回、詳らかにしますので、いま少しお待ちくださいね。
撮影地点のMapion地図

(20年2月10日撮影)

(『幻の閘門?』につづく)
スポンサーサイト



萩原閘門…1

(『小見川閘門…2』のつづき)
FI2617973_1E.jpg目まぐるしく流れる群雲の下、再び堤防道をひた走り、利根川と常陸利根川を結ぶいまひとつの閘門、萩原閘門にも寄ってみました。

折りよく、常陸利根川方に道が分岐していたので、閘門の近くで降り立つと、ちょうど目の前に河川管理標識が。閘門までは、利根川下流河川事務所の管轄なのがわかります。
撮影地点のMapion地図

FI2617973_2E.jpg常陸利根川側から見たところ。扉体は、利根川側を常時開としているのは、小見川閘門と同様です。水際にはなぜか、緑色の網が張られていました。

何分、小見川閘門と同型なので、あまり面白味はないかもしれませんが、しばしお付き合いください…。


FI2617973_3E.jpg閘門近くの堤防上から、常陸利根川に至る水路を見たところ。低い土手が、枯れ草色のせいもあり、広漠たる雰囲気…。

対岸はるか彼方には、鹿島の工業地帯に林立する、煙突群が望めます。 小見川では、銘板を撮り忘れてしまったので、今度はしっかり探してきました。

FI2617973_4E.jpg常陸利根川側門扉、右側門柱にあったのを発見。

小さくて、あまり目立ちませんが、立派な銘板ですね。昭和40年7月の竣工だそうです。



FI2617973_5E.jpg管理標識は小見川同様、利根川側にありました。これも同じような写真で恐縮ですが、小見川と違うのは、背後に見える水路が短く、利根川の水面が間近に迫っていることでしょう。

「四番洲」という地名が、新開地の地先らしい感じがして、なんとも素敵です。河道改修前は、増水したら隠れてしまうような、はかなげな砂洲だったのかもしれません。


(20年2月10日撮影)

(『萩原閘門…2』につづく)

小見川閘門…2

(『小見川閘門…1』のつづき)
FI2617972_1E.jpg閘室側壁に設けられた、操作用把手。ここも、水郷・下利根流域ではおなじみの、セルフ操作の閘門です。もやいが取れるよう、側壁の長手方向には、チェーンが渡してあります。

何度も同じことを言って恐縮ですが、一度でいいから、自分で閘門を運転して、通過してみたいです…。



FI2617972_2E.jpg閘室内から、常陸利根川側の扉体を見たところ。左側には、バイパス管のゲートが見えます。

ええと、常陸利根川のほうが、利根川より水位が低い…んですよね? こちらのゲートが、利根川側のそれより背が低いので、間違いないと思うのですが…。水位差が少ないせいか、一見しただけではわかりづらいです。


FI2617972_3E.jpg常陸利根川側の操作用把手です。
こちらは水面ギリギリで、ちょっと乾舷の高い艇で来たら、うまく引けないかもしれません。

門柱には、説明板がありますね。見に行ってみましょう。
撮影地点のMapion地図


FI2617972_4E.jpg二枚の説明から、内容を少し拾ってみると…。

この閘門を通航できる船の最大寸法は、長さ19m、幅5.4m、水面上高さ3.5m、喫水1.7mとのこと。バージなどの通航は考えていない、小型船舶向けの閘門であることがわかります。
通航できる時間は、4月1日から9月31日の春・夏季が、5時~18時。9月1日から3月31日の秋・冬季が、7時~17時と決められています。

FI2617972_5E.jpg河原の葦原の向こう、利根川のはるか対岸には、黒部川と利根川を結ぶ、阿玉川閘門の姿を望むことができます。

前回触れた、「水門・閘門ガイド」でもおわかりのように、この「閘門銀座」(笑)にあるいくつかの閘門は、恐らく同じ図面から起こされたのでしょう、いずれも略同型で、言うなれば「量産型閘門」! 実際に利用されるる方が、どう思われているかはさておき、全国でも珍しい光景ではないでしょうか。

閘門だけでなく、以前紹介した、佐原の小野川水門も、よく似た造作であるのを見ると、これらを建設した時代の空気や設計思想がかいま見えるようで、非常に興味をそそられたものです。

(20年2月10日撮影)

(『萩原閘門…1』につづく)

小見川閘門…1

(『息栖樋門』のつづき)
FI2617971_1E.jpg息栖神社と船溜の、静かなたたずまいを味わったあとは、息栖大橋を渡って、常陸利根川と利根川本流の間、中州の上を真っ直ぐに伸びる堤防道に入りました。

ここは下利根名物(?)、閘門銀座! 息栖・小見川大橋から下流、利根川河口堰までの間に、7つもの閘門が割拠(?!)するという、水路バカ垂涎のアツいスポットなのです! その一部だけでも目にしたいものだと、まずは堤防道に入って、一つ目の物件へ…。

FI2617971_2E.jpg小見川閘門です。写真は南側、利根川の高水敷から見たところ。

常陸利根川と利根川を連絡する、長さ1km弱の水路に設けられた、中型閘門…と言ってよい規模のもの。
簡素な外観ですが、群雲を背に、堤防を割ってそびえる姿は、なかなか絵になります。
撮影地点のMapion地図

FI2617971_3E.jpg二つのゲートの間に設けられた管理橋(人道橋)は、最近あまり見かけなくなった、網目鉄板を床材としたものでした。

これは、左の車道橋も同じで、そのためクルマが通るたび、ガーッと凄い音がして、橋の下にいたときは、ビクッとさせられたものです。


FI2617971_4E.jpgご覧のとおり、二つのゲートとも、道路側には回廊が設けられていて、かなり印象が違います。
ん? 中央の出入扉は、竣工後新たに開口を設けて、追加したように見えるなあ…。もしかしたら回廊も、後付けなのかもしれません。

ちなみにここは、すぐ近くに河川敷を利用したグランドがあり、広い駐車場も併設されているので、ドライブがてら閘門ウォッチを楽しむには、格好の場所と言えるでしょう。

FI2617971_5E.jpg利根川側にある、管理標識。本閘門は、国交省・利根川下流河川事務所の管轄です。

すでにリンク集で紹介済みですが、同事務所のサイトには、「水門・閘門ガイド」なる楽しいページもありますから、ぜひご覧になってみてください。


(20年2月10日撮影)

(『小見川閘門…2』につづく)

息栖樋門

(『息栖船溜…2』のつづき)
FI2617970_1E.jpg堤防上に登り、息栖船溜の入口である、樋門を見てみることにしました。小なりと言えど、通船できる樋門、やはり意識はします。

よく見てみると、水圧を受ける面である、扉体のスキンプレート(フラット面)を、内水側に向けている点が変わっていますね。
ちなみに、このあたりの堤防道は、先ほどの米島付近と違い狭く、自転車が通れる程度の道でした。



FI2617970_2E.jpgハシゴの内側にあった、メーカーズプレート。昭和49年4月の竣工ですね。

幅3mなら、私の艇でもなんとか通れそうです。




FI2617970_3E.jpg常陸利根川の水辺に降りて、正面を見たところ。
神社の船溜を控える樋門なのですから、欲を言わせてもらえば、デザインにもう一工夫欲しかったところですね。いや、こちらにももう一つ、浜鳥居があるといいかも…(勝手なことを言って、申しわけない)。

門柱上に、機側操作盤らしきものが見えたので、運転はハシゴを上って行うのでしょう。
撮影地点のMapion地図

FI2617970_4E.jpg先日の記事「息栖神社」のコメント欄で、がーちゃんさん(ブログ『がーちゃんフォトアルバム』)よりお尋ねがあったので、力石と一緒にいた、古い狛犬たちをご紹介します。

風化が進んで、ディテールは判然としませんが、小さくて可愛らしい感じがします。
なかば立ち上がったポーズは、子犬がチンチンをしているようにも見えますね。もちろん、昔は両足を踏んばって、いかめしく吼えていたのでしょう。

FI2617970_5E.jpgこちらは、何だか丸くなって、犬と言うより猫のよう…。ゴロゴロとのどを鳴らして、じゃれているように見えます。

頭にちょこんと置かれた、お賽銭がなんとも(笑)。



(20年2月10日撮影)

(『小見川閘門…1』につづく)