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砂町北運河…2

(『砂町北運河…1』のつづき)
FI2617784_1E.jpg工場や曳船群を楽しみつつ進むと、東側の水面に、東京湾マリーナが広がっているのが見えてきます。(東京湾マリーナのオフィシャルサイトはこちら)

平成5年でしたか、旧母港のあった三浦から、初めて東京に艇で訪れたとき、最初に立ち寄って、燃料補給をしたのがこのマリーナ…。
東京に母港を変えて以来、いろいろな水路をうろついてきましたが、こちらは随分ご無沙汰して、15年ぶりの訪問になってしまいました。

FI2617784_2E.jpgマリーナ横の水路をゆるゆる通過していると、左前方、マリーナの対岸に妙なモノを発見! 
近づいてみると、なんと、ゴーイングメリー(過去の記事『出会ったフネブネ…3』参照)号のフィギュアヘッドが、無造作にごろんと置かれていました!

ゴーイングメリー号は、人気アニメ「ワンピース」に登場する、キャラベル形式の海賊船です。
平成16年から昨年まで毎夏、東京都観光汽船の「遊」(『大晦日の川景色』参照)を大改造して、メリー号に仕立て、お台場付近を一周するイベント航路で活躍する姿は、東京港の夏の風物詩(?)でしたが、アニメ本編で、メリー号が引退してしまったせいでしょうか、今年はこのフィギュアヘッドも、活躍の機会がないようですね。

それにしても、こんな目立つところに置いておくと、小さなお友達の夢が壊れてしまうのでは、と、いらぬ心配をしてしまいます(笑)。
ちなみにここは、石川島造船化工機(株)の工場で、写真奥の、ガントリークレーンが立っているあたりは、都内では珍しくなった船台があります。メリー号も、ここで「建造」されたのですね。
撮影地点のMapion地図

FI2617784_3E.jpgマリーナの北端あたりから、奥を見たところ。

写真左手中ほどにも、西方に向かう短い水路があったのですが、埋め立てられてしまったのでしょうか、鋼矢板の護岸が見えるばかりでした。

FI2617784_4E.jpgマリーナ北端を過ぎたあたりから、水深はぐっと浅くなります。

写りが悪く恐縮ですが、GPS魚探の画面右、水深表示にも、坂道のように跳ね上がった感が表れていますね。


FI2617784_5E.jpg水深は浅くなったものの、運河の最奥部であるここにも、大規模な荷役設備が、その威容(?)を誇っているのが見えました。

斜交い状に、二組張り出した、天井走行クレーンのトラス構造…イイかも。
荷役設備そのものは、使っていないのかも知れませんが、建屋の中からはしきりに機械音がして、盛業中であることをうかがわせます。
撮影地点のMapion地図


(19年7月28日撮影)

(『砂町北運河…3』につづく)
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タイトル画像集…13

FI2617782_1E.jpg隅田川、勝鬨橋。19年7月28日撮影。
19年7月28日~8月4日掲示。






FI2617782_2E.jpg砂町北運河、プッシャーバージ。19年7月28日撮影。
19年8月4日~8月9日掲示。




FI2617782_3E.jpg竪川水門。19年7月28日撮影。
19年8月9日~8月10日掲示。





FI2617782_4E.jpg岩瀬運河から富山港を望む。19年8月8日撮影。
19年8月10日~8月15日掲示。




FI2617782_5E.jpg中島閘門下流側扉体。19年8月8日撮影。
19年8月15日~8月20日掲示。






砂町北運河…1

FI2617783_1E.jpg江東区の、砂町北運河を訪ねてみました。近場であるにもかかわらず、この水路を走るのは、実に十数年ぶりです。

支水路を除いた、南北方向の長さは1.3kmと、決して規模の大きくない運河ながら、沿岸には荷役設備を備えた倉庫や工場が立ち並び、また東京では数少ない、本船(大型船)が入ってくる水路でもあります。
撮影地点のMapion地図

FI2617783_2E.jpg入ってすぐ目につくのは、東岸にあるこのプラント。
太いダクトが縦横に走り、ドラム状のものが、ごろんごろんと回転しているところを見ると、セメント製造のプラントでしょうか。

工場マニア(?)には、たまらない運河かもしれません。土曜ということもあり、お仕事ブネの出入りも繁く、とにかく活気があります。

FI2617783_3E.jpgそんな運河の性格上、大好きな曳船溜りも、当然あるわけで…。

この、緑とクリームのツートンカラー、ゴミ運搬バージの曳航などで、隅田川筋ではおなじみの塗装ですね。


FI2617783_4E.jpg水面の上に、すっぽり上屋がかぶさり、開口部もビニールのカーテンで塞がれた荷役設備…。う~ん、これは気になるなあ…。

中をのぞき込むと、砂のようなものを積んだ四角いバージが、二隻入っていました。なるほど、飛散防止のために設けたのですね。
撮影地点のMapion地図

FI2617783_5E.jpgこちらの曳船も、前面三つ窓の、なかなか端正なスタイル…。

しかも、塗り替えたばかりなのでしょうか、船体のブルーが鮮やかで、古タイヤのフェンダーも、まだ黒々として新しそうですね。
可愛がってもらっている船を見ると、なんだか、こちらまで嬉しくなってきてしまうのです。


(19年7月28日撮影)

(『砂町北運河…2』につづく)

曙運河南端部

FI2617781_1E.jpgあまり良い写真がなく恐縮ですが、7月25日の記事で、あけぼの水門の写真を出したついでと、未紹介区間である、曙運河の東京港側、南端部を軽くご覧に入れます。

あけぼの水門をくぐるとすぐ、曙橋と、首都高湾岸線の橋が迫ってきます。
写真は、曙橋の下から東京港側を見たところ。幅の広い橋が、高欄をくっつけんばかりにして水面に覆い被さり、大きな日陰をつくっています。橋の影で冷やされた風は、陽光を遮るものの少ない、水路を進んできた者にとって、まことに気持がよく、まさに一服の清涼剤、といったところ。

FI2617781_2E.jpg青い桁橋は、新曙橋。
両岸は「新木場」の名にたがわず、材木商のビルが立ち並ぶ問屋街です。

建材コンビナートたる「木場」は、江戸初期に成立して以来、船の便のよい市街地の外れへと、街が膨張するにしたがって、移動を繰り返してきました。
現在は、木材投下泊地にほど近いここにありますが、東京港域の埋め立てが進み、橋が架けられたりしたら、ふたたび沖合いに向かって、移転しなければならなくなる時期が、来るかもしれませんね。
撮影地点のMapion地図

FI2617781_3E.jpg辰巳三丁目の南東端、運河が南西方向に曲がる内側に、赤錆びた曳船の沈船があります。

浸水して着底したのでしょう、船体は右舷側に大きく傾き、満潮線付近までびっしりと貝がついた姿は、物悲しさがただよいますが、河川・運河の繋留船が、ほとんどきれいに撤去されてしまった今となっては、貴重な風景でもあるのです。

FI2617781_4E.jpg運河終点のほぼ正面は、長いコンクリート柵の向こうに、クレーン船のブームが林立する貯木場。

直進はできませんので、西方に右折し、東雲の沖から東京港に出ることにしました。
撮影地点のMapion地図


(19年4月29日撮影)

水門写真集、ついに刊行!

FI2617780_1E.jpgリンクさせていただいている、写真家・佐藤淳一氏の水門写真サイト、「Floodgates[水門]」を拝見したら、ついに、水門写真集が出版されるとのお知らせが! 
水門ファンの一人としても、この上なく嬉しいニュースなので、佐藤氏の迷惑も顧みず、この手のお好きな皆さんにお知らせしたいと思います。

気になるタイトルは、「恋する水門 FLOODGATES」! 旧岩淵水門の赤い扉体が映える、美しい表紙写真がまず目に沁みます。腰帯にある「世界初・水門写真集!」のコピーも刺激的。本当に世界初だったら、さらに嬉しいことですね。(イヤ、世界初に違いない!)

ちなみに、発行元はビー・エヌ・エヌ新社、予価は税別1900円で、来月10日ごろまでには書店店頭に並ぶ予定だとか。もう、走って買いに行かせていただきます!

今年の初めから、佐藤氏がサイトの更新をしばらく休まれているのを見て、お忙しいのかしら、あるいはもしや出版活動でも…と、期待をふくらませていたのですが、こんなに早く実現されるとは、まったく嬉しい誤算でした。

いや、発売日が楽しみだなあ…。

(写真はあけぼの水門、19年4月29日撮影)