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続・橋をくぐる

FI2509744_0E.jpg以前、私の艇に同乗した、友人のD君によると、私から見れば桁下高が充分ある荒川の橋でも、下をくぐる際は「かなり低く感じて、怖かった」とのことでした。

あまり船に乗り慣れない、普通の方から見ると、前にご紹介した亀島川の橋や、amieさんYさんのブログで紹介されている、江東内部河川の橋などは、くぐるのも空恐ろしい部類に、属するのかもしれません。
私も、低い橋に緊張させられないと言えば、ウソになりますが、どちらかというと、目で見て判断できる橋より、レッドを降ろさない限り解らない水深の方で、神経をすり減らしたりします。

写真の新砂橋(曙北運河)は、桁下高(A.P+だったかな?)が橋桁側面に記入してありますが、このように船側への配慮が見られる橋は、まだ多くありません。まあ、橋の管理者はさまざまなので、国や自治体の指導でもない限り、統一された表記をするというのは、難しいのかもしれません。

橋に直接記入しなくとも、「江東内部河川通航ガイド」のように、東京の可航水路にかかる橋の桁下高(できれば、水深情報も!)を、すべて冊子にまとめていただけると、大変ありがたいのですが…。
いや、やはりお他人様の力を頼るのは、よくないですね。自腹を切って、魚探を取り付けるのが筋なのでしょう。私は釣りをしないので、単に測深のためだけになりますが、それも蓮っ葉(?)でまたイイかもしれないな、などと考えています。

さて、来る黄金週間は初出港なりますでしょうか。休み中は好天に恵まれるように、また平穏な航行を願って、明日仕事が終わったら、金毘羅さんにお参りしてきます。

(曙北運河、17年6月5日撮影)
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舟運振興の動き

FI2483498_0E.jpgふと思いついて、河川舟運の振興に関するサイトのうち、以前ご紹介したものも含めて、興味深かったものをいくつかピックアップしてみました。

地域振興の見地から、あるいは災害に備えて、諸外国の水運事情に影響されて…など、動機はさまざまですが、国の機関や有志の方々が、それぞれの立場から水運の再興、治水一辺倒ではない河川利用のかたちを構想しておられ、一部は実行に移されたことを思うと、その是非はさておき、かつてを知る者には感無量なものがありました。

「東日本水回廊構想」は、提唱されてから長いので、ご存知の方も多いでしょう。北上川を中心に、活発な活動を行っている団体もあり、舟運振興構想の中でも、最もスケールが大きいこともあって、目立つ存在です。
その大きさから、全てを実現するのは難しいのでしょうが、例えば利根運河や、花見川(東京湾~印旛沼)の通船化など、ほんの一部でも実現されれば、航行可能範囲が飛躍的に広がるのが、私から見ると魅力的…。
(私だけを喜ばせてどうするか、と言われれば、返す言葉もございませんが)

一番最後に掲げた「船舶の河川航行に関する調査研究報告書」は、なかなか読み応えがありました。
荒川を行き来するタンカーでお馴染みの、川崎~浮間間・君津~和光間などの輸送について、トラックとのコストや所要時間を比較した記事、また震災時に落橋した際の、水運への影響を調査した記事などは興味深く、舟運再興を構想する側の判断材料としても、良質なものに思えました。

今日、実用交通機関としての、水運の守備範囲は、きわめて狭いことは、ここで改めて言うまでもありません。現在稼動中の水運路は、たまたま他に代替の方法がないために、生き残っているに過ぎない、と言ってよろしいでしょう。

ビジネスとしての可能性が、あまり期待できない以上、国や自治体の動きに恃まざるを得ず、そのスキマを縫うようなかたちで、趣味の川めぐりをやらせていただく、といったような現状ですが、昔を思えば、やりやすくなりこそすれ、嫌な思いをしたことなど、ほとんどありません。

難しい点が多々あることは、充分承知の上ですから…実現されなければ現状で楽しみ、実現されれば勇んでスッ飛んで行く、というくらいの気持ちでおります。
どちらに転ぶにせよ、出航できない日々、こうした構想上の水路で走る夢を、思い描いて過ごすのも、楽しいものですね。

蘇れ水の回廊 ―水際都市・幕張への試論」(幕張アーバニスト) 
豊かな地域づくり・東日本水回廊構想」(『水辺倶楽部』国土交通省東北地方整備局河川部)
舟運を活かしたモーダルシフトのまちづくり」(法政大学大学院エコ地域デザイン研究所
多摩川の河川舟運と『せたがや湊』の復活」(多摩川・リバーシップの会
淀川河川舟運構築」(国土交通省 近畿地方整備局河川部
『水の都・東京』復活へ」(東京都港湾局
江東内部河川における船舶の通航方法」(東京都建設局
地域、元気に新世紀・水都らしく」(中国新聞
信濃川・阿賀野川下流域水面利用協議会
船舶の河川航行に関する調査研究報告書」(日本財団 図書館

(荒川・17年5月5日撮影)

タイトル画像集…2

FI2165351_0E.jpg朝霞水門。17年5月5日撮影。
18年1月9日~18日掲示。



FI2165351_1E.jpg通船。東京港台場沖にて。17年8月23日撮影。
18年1月28日~2月10日掲示。


FI2165351_2E.jpg新芝川、南平大橋。17年11月13日撮影。
18年2月10日~26日掲示。



FI2165351_3E.jpg隅田川、新岩淵水門。17年5月5日撮影。
18年2月26日~3月5日掲示。



FI2165351_4E.jpg荒川、岩淵付近より上流を見る、17年11月13日撮影。
18年3月18日~4月8日掲示。


タイトル画像集…1

FI2014758_0E.jpg建設中の晴豊1号橋。(現晴海大橋)17年8月21日撮影。
17年11月2日~31日掲示。



FI2014758_1E.jpg早朝の新砂水門付近。17年10月3日撮影。
17年12月1日~15日掲示。



FI2014758_2E.jpg春海運河、旧東京都専用線晴海線・晴海橋梁遺構。17年8月21日撮影。
17年12月30日~18年1月9日掲示。


FI2014758_3E.jpg目黒川水門。17年8月21日撮影。
17年12月15日~30日掲示。



FI2014758_4E.jpg新交通システム・日暮里舎人線・荒川橋梁。(後は扇大橋) 17年11月13日撮影。
18年1月18日~27日掲示。

橋をくぐる

FI2444862_0E.jpg母港が東京になってから、たくさんの橋をくぐってきました。

三浦にいたころは、三崎港の水道にかかる城ヶ島大橋と、相模川河口近くの湘南大橋くらいしか、くぐったことがありませんでしたから、初めて東京の水路を走ったころは、橋を見上げつつ艇を進める(しかも、頭上を圧する低い橋桁を!)、というそれだけのことが、新鮮で、たまらなく楽しく思えたものです。

今や、橋をくぐることは当たり前になってしまいましたが、もちろん楽しいことには違いありません。
炎天下を走るとき、橋の影に入ると、一瞬だけサッと頬をなでる冷気の心地よさ。反響する爆音とウェーキの波音。橋の裏側が見せる、複雑な構造の面白さ…。

古い橋にほどこされた、船上からの目を考えて造られた意匠など、陸の上からでは見られない橋の表情に、ハッとさせられることもしばしばで、興味はつきません。

橋に見惚れていると、マストをぶつけそうになったり、橋の上からたれる釣り糸に気づかず、ギリギリでかわしたり(笑)と、緊張させられる場所でもあるのですが。

(亀島川、17年6月5日撮影)