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タダということ

FI2301061_0E.jpgみみっちいタイトルで恐縮です(笑)。

最近、フネとはあまり縁のない方に、閘門通過のお話をしたところ…
「そんな大きいところを通るのに、いくら取られるの?」
「料金はかかりません。タダです」
「タダ!」
絶句してしまいました。
さもありなん。私ですら、あんな立派で、面白いことこの上ない閘門を、タダで通させてもらっているのは、申しわけない感じがしているくらいですから…。

いや、正確には、まったくの無料と言うわけではないですね。国費でまかなわれているわけですから。ただ、利用する当事者からは、料金を取らないということです。

これは、現在稼動している閘門が、主に治水や防災を目的として、国が建設した設備の一部ということにも、関係しているのでしょう。つまり、経済活動のために供されたものではない、ということです。
純粋に水運のために造られ、民間によって運営された、かつての見沼通船堀や利根運河では、積荷に応じた通行料を徴収していました。

昔から、「タダより高いものはない」と、代価を求められないモノには、何か理由があると、戒められてきました。
閘門が無料である理由を、個人的に勘ぐっても、詮無いことではありますが、あえて言えば、公的設備であるという以前に、今や通船設備は、代価を請求しても仕方がない程度の、利用頻度ということなのかもしれませんね…。

ともあれ、私は閘門が大好きです。その閘門を無料で通過できるのですから、自然にありがたいという気持ちになって、そこに関わる人々のことを考えたりもします。そういう意味では、「タダ」も、捨てたものではないかもしれません。
(これで、荒川・扇橋の2閘門が、日曜も動いてくれれば言うことなし、なのですが…)

(荒川閘門、旧中川側門扉、17年10月3日撮影)

アクアプレイで遊ぶ…3

FI2283080_0E.jpg(『アクアプレイで遊ぶ…2』のつづき)
…さて、ここからは無粋なオトナの時間です(笑)。

以前、衝動買いして、一回動かしただけでお蔵入りとなっていた、増田屋の「ラジコン潜水艦」。潜水艦と言うより、深海調査艇のような風貌ではありますが。
手の平サイズの可愛らしい船体ですから、アクアプレイで走らせて遊ぶには、もってこいの大きさですね。

FI2283080_1E.jpgごらんのとおり、今回組み立てた小規模な水路ですら、雄大な航行が楽しめそうな(?)小ささではあります。こうして見ると、なんだかフナムシが這っているようですね…。

この潜水艇は、前進をかけると潜航するしくみですので、水に浮かべると、どうしても前のめりの姿勢で浮かんでしまいます。お尻に重りを入れたりして、水平に浮かせようと思ったら、今度は着底したまま、浮かび上がってきません…。
しかたなく、水底をいざっての水路行となりました。曲線にあわせて、チョイ、チョイと舵をとるのは、湯船で動かす味気なさを考えると、とても楽しいものです。

FI2283080_2E.jpgせっかく来たのだから(?)閘門通過も…と行きたいところですが、浮上できませんから、自力航行できるのは、閘室に入るところまで。注水しても、ひとりでに潜航深度が増してゆくだけ(笑)の、情けないありさまです。

なんだか哀れになり、このあとつまみ上げて閘室を脱出させ、無事閘門通過を果たさせてやりました。
この潜水艇、このまま使うのもいいですが、自作した船体に、水中モーターのような、動力ユニットとして取り付けて使うなど、改造のネタとしたほうが、より楽しめるように思えました。ヒマだった子供のころ、コレがあったら、きっとやっきになって改造に励んでいたでしょうね…。

FI2283080_3E.jpg蒐集しているわけではないのですが、コンビニなどで売っている、いわゆる食玩のたぐいで、フネ好きとしては見逃せないのが「世界の艦船」と銘打ったシリーズです。
結構なディテールのスケールモデルながら、小型の水中モーターを当てると、取り付けて走らせることができるのがミソで、仕事帰りに一つづつ買い求め、いくつかのフネとモーターが集まりました。

写真は深海調査艇・アルヴィンに、水中モーターを取り付けて走らせているところです。
船体のせいか、プロペラを後ろにした正しい位置で、モーターを付けると舵効きが悪く、バランスもよくないので、反対向きに取り付けてペラを逆転させたら、調子よく周回してくれるようになりました。

FI2283080_4E.jpgこれは海上保安庁の調査艇「しんかい」です。ごらんのとおり、かなり大きめのモデルですので、喫水が心配でしたが、案の定底につかえてしまいました。
水中モーターを、船底にぶら下げるこの種の模型は、走らせられるものが、限られるかもしれません。

お風呂の湯舟くらいしかフィールドのなかった、この種の動く模型がお好きな方たちにとっては、福音と言っては大げさですが、少なくとも遊びの幅が、広がるのではないでしょうか。
閘門はともかく、直線や曲線の樋(?)だけ仲間同士でたくさん買い揃えて(残念ながら、品切れのようですが…)、小型モーターライズ模型のミーティングをするのも、楽しいでしょうね。

オトナの邪道な使用法(笑)はともかく、素材や構造の安全性、面白さともに言うことなしのアクアプレイ、お子さんのおられるご家庭はもとより、フネ好きのお父さんにも、広くお奨めできるオモチャとして、声を大にして宣伝いたします!

アクアプレイで遊ぶ…2

FI2281269_0E.jpg(『アクアプレイで遊ぶ…1』のつづき)
ではでは、ささやかな閘門の旅に出発いたしましょう。
下流側の、大きい扉を持ち上げて、タグボートを閘室内に進入させ、扉を堅く閉めます。次に、上流側の扉を細めに開けて、いよいよ注水開始!!
いや~、楽しいです!頬が緩んでしまいますよ…。注水時、水が細めに流れ込むように、上流側戸当たりの底部に溝が切ってあるのも、にくい配慮じゃないですか!
ここは一度にガバッと注水するよりも、流量を抑えて、じりじりと、時間をかけた注水を楽しみたいものです。

上流側たるポンドは小さく、注水を開始するとみるみる水位が下がって、通船不能(笑)になりますから、反対側の閘室にポンプをすえつけて、ガッポンガッポンと揚水してやりましょう。

FI2281269_1E.jpg上流側扉を開けて、船がポンドに入りました。第一閘門通過完了です!
まだ、第二閘門を通って、降りる楽しみが待っています。イヤ、一粒で二度おいしいとはこのことですね(笑)。
閘室のオーバーフローに備えて、下流側扉に、ナベの注ぎ口のような排水口が付いているのも気が利いていますね。下流側扉は一枚しかないので、第一閘門の排水が終わったら、第二閘門側に扉を移さないといけません。

なお今回は、水路の総延長が短いので、閘室とポンドに水を満たすと、水路全体の水位が、目立って低くなりました。

FI2281269_2E.jpg下流側扉を移し終わったら、ポンプも第一閘門側に移動して、揚水しつつ第二閘門への注水を開始。

ポンプでの揚水は、静かにやっているつもりでも、船が吸い寄せられ、甲板に水がかかってしまいます。船員さんには、もやいをしっかり願いたいところですが、残念ながらポンドの岸壁には、ボラードやクリートが付いていません(笑)。

水位が合致したら、上流側扉を閉じて排水開始。船上から見れば、まわりにみるみる青い壁が伸びてゆく感じがすることでしょう。下流側扉を開ければ、短くも充実した、オモチャ閘門の旅が終わります。

FI2281269_3E.jpgセット同梱のフネブネを、ご紹介しましょう。

写真上左はタグボートです。丸々と肥えた船体のラインが、以前朝潮運河で見た、超小型タグボートを思わせ、いっぺんで好きになりました。単体販売ではバージもあるようですね。
上右はコンテナ船だそうです。やはり川船風味のデザインですね。今回はできませんでしたが、セットに入っているクレーンつき岸壁で、バケット状のコンテナを、積み降ろして遊べるようにできています。
そして下はカーフェリー!買い物カゴじゃありませんよ。取っ手のように見えるものは、ブリッジを表現しているのです。こちらも同梱のフェリー桟橋で、コンテナを積んだトラックのロールオン・ロールオフをして遊ぶことができます。

いずれも水夫人形をのせて遊ぶことができるよう、キャブ(?)のスペースが設けられています。何で水夫君のかたわれが、クマさんなのかは不明ですが…。

(『アクアプレイで遊ぶ…3』につづく)

アクアプレイで遊ぶ…1

FI2277822_0E.jpg先月すでにご紹介した、スウェーデンの水路玩具「アクアプレイ」ですが、あのあと、あまりの魅力に耐え切れず、買ってしまいました。
ちなみに我が家は、まだ子供がありません…お笑い下さい。

最初は簡素なセットを買って、試しに遊んでみようと思ったのですが、残念ながら品切れとのことでしたので、「カナルロック ニューハーバー&フェリーセット」なる、大型のセットを「子供の本とおもちゃ 百町森」に注文しました。
覚悟はしていたとは言え、ごらんのとおり大きな箱が届き、やはりびっくりさせられました。

FI2277822_1E.jpg箱を開けてみて2度びっくり、詰め物の類が一切なく、パーツが複雑に組み合わされて、ぎっしりと動かないように梱包されています。ビニール包装されていたのは、船や人形など、2、3のパーツだけでした。
ポリ系の軟質な素材で、ひとつひとつの重さがないため、中で動かなくさえしておけば、破損の心配は、ないということなのでしょう。ゴミが出ないという点では、非常に助かります。

同梱の説明書にも、箱から取り出す前に、パーツのつめ方を良く観察しておくように、との注意書きがありました。事前にデジカメで撮影しておくのも、いいかもしれません。
(実は、写真は片づける際のものです…。本当はもっと、見事なまでに組み合わさっています。)

FI2277822_2E.jpg何分、水を満たして遊ぶものですから、まさか居間の床に広げるわけにも行かず、さりとてこの寒い時期は、ベランダでやるのもツライものがあります。
いきおい風呂の洗い場ということになりますが、我が家の風呂ではとても、セットの全てを広げるスペースはありません。一番の目的は、閘門遊びができることに尽きますので、ご覧の通り、ごく一部だけを組むことと相成りました…。

組み立ての前に、赤いジョイントパーツの内側の溝に合わせ、W型の断面を持つゴムパッキンを2本づつ、裏側についている両面テープで、隙間なく貼ってゆく作業があります。
これさえ丁寧に行えば、あとは削ったり、調整したりの手間もなく、パチンパチンと万事はめ込み式で、気持良く組みあがりました。

FI2277822_3E.jpg組み立てた水路を、風呂場に持って行って、水を満たしたところです。

手前のジョイント部にはめられているパーツは、パドルホイールと称する水かきで、クランクを持って回転させると、パタパタと水をかいて水流を作り、船を動かします。水かきが十字になっておらず、3枚だけで、しかも水かきのない面がトンネル状になっているため、パドルホイールをはめたままでも、船を通すことができるという優れモノです。
3歳児からの玩具ですので、モーター、ゼンマイなどの動力は、一切使わないと言うのがメーカーの理念のようです。

さて、いよいよ閘門通過を楽しむとしましょうか(イイ大人が…)。

(『アクアプレイで遊ぶ…2』につづく)