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荒川閘門試運転!…6

FI1781341_0E.jpgオリエンタル号を先頭に、防災訓練船隊が出てきました。

防災訓練ですからもちろんですが、歓呼の声もなく、静かな出航です。
しかし、約30年ぶりに、旧中川と荒川が通船可能になった瞬間なのです。
記念すべき日と言って、よろしいでしょう。




FI1781341_1E.jpgオリエンタル号が目前を横切ってゆきます。

「救援物資輸送中」の横断幕の後には、「医薬品」「衣料品」「食料品」と上書きされた、ダンボール箱が積まれています。
もちろん模擬的なものなのでしょうが、箱の横につく乗り組みの方々も、真剣そのものの表情。万が一に備えての訓練はやっておいて損はありません。
私も機会があったら、愛艇と一緒にご協力したく思っています。

FI1781341_2E.jpg次に、いわぶち号が閘門を出てゆきます。

市販艇に所要の装備をしたもののようですが、スピーカーとパトランプが、この艇をぐっと精悍に見せていますね。





FI1781341_3E.jpg船隊の最後は、かわかぜ号です。

こうして見ると、典型的な通船タイプの船型で、「仕事をするフネ」の頼もしさがあります。
普段はどんな仕事をしているのでしょうか。



FI1781341_4E.jpg船隊は縦陣を組んで、荒川を下ってゆきました。

発表された予定ですと、このあと、閘門隣接の小松川リバーステーションで傷病者・帰宅困難者を下船させ、新砂水門を経て汐見運河に入り、越中島貨物駅近くの汐枝橋船着場に着岸、救援物資をトラックに積み替える訓練も行うとのことです。

行われている訓練とは、全く別の部分で感慨を催す、不謹慎な約一名でしたが、稼動する荒川閘門の素晴らしさは、想像以上のものがありました。

日曜祝日は、閘門は休業とのことですので(これは他の閘門も同じです)、休みをもらって平日に攻略?しなければなりませんが、やはり愛艇とともに、閘門通過を味わってみたいという思いが、今日の体験で、さらに強くなりました。

一般通船開始の、10月3日は何が何でも休みたい!!

(ちなみにこのあと、マリーナに行って、艇のメンテをして帰宅…)
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荒川閘門試運転!…5

FI1781335_0E.jpgものすごく速い注水速度に驚きつつも、船隊の出てくるところを見たくなり、急ぎ荒川側に走りました。

ゴォン、と門扉の重量が、レールからワイヤーに移る音がして、ゆっくりと吊り上げられていきます。
先ほどの降下時と同じく、最初の速度はゆるやかです。


FI1781335_1E.jpg次第に速度が速まり、水面下に隠れていた、黒い部分が姿を現しました。

橋の上のギャラリーの方々は、もう門扉の向こうにすっかり隠れてしまっています。



FI1781335_2E.jpgザーザーと水を滴らせながら、下端が現れました。

ご覧の通り、中川側より、荒川側のほうが、かなり門扉の天地寸法が長いのです。
倍くらいあるように見えます。



FI1781335_3E.jpg門扉の上昇が終わり、閘室内のフネが姿を現しました。

水はまだ滴っていますので、露天にいる乗船者は少々気味が悪いかもしれません。

何度も同じことを言うようですが、門扉が上昇した閘門って、ますます堂々として見えますね。
ホレ直しました…。


荒川閘門試運転!…4

FI1781330_0E.jpg「注水を開始します」のアナウンスがあり、ギャラリーも固唾を呑みますが、一呼吸おいて変化がないと見ると、皆さんキョロキョロしだしました。

「注水って、どっから入れるんだ?」
「こっちの扉を開けるんじゃないの?」
まさか、と思っていましたが…。

FI1781330_1E.jpgもしかしたら、その、「まさか」なのかもしれません。
ザーザーと、大量の水が一気に流れ込む音がしたので、荒川側門扉をのぞき込んでみると、門扉の周囲のみ水面が沸騰していました。

注水時間を短縮するため、注水管を使わずに、門扉を細めに開けて注水しているのでしょうか?

FI1781330_2E.jpg水流で巻き上げられたヘドロがもくもくと湧き出し、台風直後で茶色かった水は、たちまち真っ黒になりました。

係留の指示が出ていた理由が、これで解りました。
こんなに勢いのある注水では、フネが振り回されてしまうでしょう。

満水まで、わずか3分少々。
10数分から20分かかるといわれていた、閘室への注水が、こんなに早く済むということは、やはり門扉から直接水を入れたのかもしれません。
それとも、注水管のバルブを非常用に全開にすると、急速注排水ができるような仕組みになっているのでしょうか?

係の方に質問して来ればよかったなあ…。

【追記】「荒川閘門完成!」の項でも書きましたが、荒川側バイパス管の開口が、門扉の近くに開いているだけと判明。今まで通過したことのある、江戸川や扇橋の閘門に比べて、注水があまりにもの凄いので、ビックリして非常識なことを書いてしまいました…。
まあ、冷静に考えてみると、今までは、「ワ~イ閘門だ!嬉しいな!」という感じ(笑)で、ただ漫然と閘門を通過しており、じっくり観察したり、ましてや時計で測ったことなどありませんので、実は注水時間や、注水時の水流も、他の閘門とそんなに変らないのかも知れませんネ…。

荒川閘門試運転!…3

FI1781316_0E.jpg各船は、指示に従い、閘室側壁に下がるチェーンにしっかりもやい、注水に備えます。

やがて、係員の方の「テー!」の号令とともに、旧中川側の門扉が、ゆっくりと降下を始めました。
最初の1メートルくらいは、よく見ていなければ解らないくらいの、ゆるやかな降下速度だったのですが…。


FI1781316_1E.jpgアッという間もあらばこそ、スルスルスル、という感じで、門扉は急に速度を速め、水面に近づきました。

江戸川閘門と比べても、降下速度はかなり速く、さすが最新式! と、素朴な感動をしてしまいました。



FI1781316_2E.jpg「アッ閉まった!」
「かなり深く入るねえ!」
ギャラリーの方々の、感嘆の声が方々から聞こえてきます。

水門が閉まる…何の意外性もないのですが、根が土木系好きなのか、感動しました。
やはり質量過剰なものが動くって、いいですねえ。
この調子だと、注水開始したら、泣くかもしれません。(泣くなよ…)

荒川閘門試運転!…2

FI1781309_0E.jpg最初に閘室に入ってきたのは、東京都第5建設事務所所属の「かわかぜ」です。
カメラクルーが乗船していて、着岸後すぐ上陸してきました。

このフネ、さほど大きくないにもかかわらず、バウスラスター(横方向に噴射できる補助推進器)を備えていて、見事な着岸振りでした。


FI1781309_1E.jpgこちらが「かわかぜ」から降りてきた取材陣の皆さん。
この方たちが上陸したことで、何だかわからずに見ていた通りがかりの皆さんも、一気に盛り上がり、「ロケだ」の声も(笑)。

全員ライフジャケットを装着しているのは、法律で定められているとはいえ、さすが。
(さすが、とか言っていると、日ごろの行いが知れますナ…)

FI1781309_2E.jpg次に入ってきた船は、民間船をチャーターしたオリエンタル号。
救援物資や怪我人、帰宅が困難な人を輸送している、という役回りです。

ルーフの上の人たちが、心なしか元気がないのは、罹災者役を忠実に演じているということなのでしょうか。


FI1781309_3E.jpg三番目に、パトランプを光らせつつ進入してきたのは、荒川下流事務所所属、警戒船のいわぶち号。こちらにも取材陣が乗船しています。

発表では、もう1隻参加するとのことでしたが、どうやらこれで船隊は揃った様子です。
係員の方たちのやり取りが、にわかに緊迫しだし、ゲート降下の時間が迫ったことをうかがわせました。

いよいよです!