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荒川閘門試運転!…1

FI1781299_0E.jpg8月27日のブログでお知らせしたとおり、本日は荒川閘門(荒川ロックゲート)が、江東区主催の総合防災訓練を兼ねた、試運転を行う日ですので、この閘門の完成を心待ちにしている者の一人としては、居ても立ってもいられません。
実際に稼動しているところを是非拝見したく、勇んで見学に行ってまいりました。
防災訓練の詳細は、こちらに発表されていますので省きますが、荒川閘門は、もともと「防災施設」であることを謳い文句に建設されたものですので、最初の通船が防災訓練の名目で行われることは、まさに意義にかなったものでしょう。

FI1781299_1E.jpgフネが来るのは10時近くだというのに、8時30分ごろに着いてしまいました。小学生の遠足なみです。

9時を過ぎると、うわさを聞きつけたご近所の方やカメラクルー、それにご同類と思われる方もちらほら、人だかりができてきました。自然に隣り合った方たちと、閘門談義になります。ご意見もいろいろと拝聴しました。

 ご近所の奥さん―「フネがたくさん通るようになると、ホラ、ジェットスキーとかスピードを出す人がいるでしょう、波が立って子供が安心して(旧)中川で遊べなくなるわね…」
私は少なくとも、デッドスローで走りますから、ご安心ください。
 自転車で通りかかったお父さん―「この水門、何のために作ったんだい?え、地震のときのため?100年に1回も起こらないモノのために、何でこんな立派な事務所(管理棟を指す)や水門に、カネをかけなきゃならないんだね?!」
う~ん、もしかしたら、お父さんが閘門に向かって、手を合わせて感謝するときが来るかもしれませんよ。

さて、そうこうしているうちに、ディーゼルエンジンの低い爆音が聞こえてきました。
予定よりだいぶ早く、9時32分に通船開始です。

芝浦・新芝運河

FI1770028_0E.jpg芝浦運河を羽田方向へ、ノンビリ直進します。
南浜橋を過ぎると、右手に新芝運河が、斜めに伸びているのが見えます。
ごらんの通り、芝浦運河よりはずっと水路幅が細くなりますが、こちらも親水歩道が整備され、なかなか明るい雰囲気です。
新芝運河は、台形状に迂回するかたちで、ふたたび芝浦運河に繋がっています。
撮影地点のYahoo地図

FI1770028_1E.jpgたくさんのリベットが目立つ、武骨な鋼製ガーダーの浦島橋から、潮路橋を望みます。
潮路橋は架け替え工事中で、鉄骨を組んで仮橋を渡していました。

潮路橋のすぐ先にも、右側に分岐があり、新芝運河に通じています。
地図をご覧になればおわかりかと思いますが、芝浦一帯は、小なりと言えど、縦横に水路の走る「水の都」なのです。

FI1770028_2E.jpgこれが芝浦運河の中ほどから西方に分岐して、新芝運河に向かう水路です。
名前はなんというのでしょうか、地図に名称が記されていません。

浜松町~羽田間を走るモノレールの高架が、ビルの間にチラリと見えますね。
子供のころ、まれにモノレールに乗る機会があると、車窓にへばりついて水路やフネを、珍しく眺めたことが思い出されます。
撮影地点のYahoo地図

FI1770028_3E.jpg先ほどチラリと見た高架を、芝浦運河の終点付近から北方に向けて望んでみました。この水路も名称が記されていません。おそらく芝浦運河の支線扱いなのでしょう。
やはり巨大なビルが建設中で、モノレールの高架下も併せて整備するのか、仕切り板で囲ってなにやら工事中の様子。ここにも親水歩道が造られるようですね。

左へ行くと新芝運河の終端部と合流、右は高浜水門を経て、京浜運河やレインボーブリッジに出ることができ、背後は、芝浦運河とカギの手を作る形で、高浜運河が伸びています。
興味本位に寄り道しながら、さらに進んでみることにしました。
撮影地点のYahoo地図

(17年8月21日撮影)

【追記】こちら(東京都港湾局サイト・運河ルネッサンス推進地区の指定)によりますと、3枚目の画像の水路は、「芝浦西運河」というそうです。

荒川閘門、完成間近!

FI1767997_0E.jpg当ブログでも何度かご紹介した、荒川閘門(通称・荒川ロックゲート、正式名称・小松川閘門)の試運転、および完成記念式典の日が決定したそうです。

★試運転:8月28日(日) 午前
 「荒川下流河川事務所・荒川羅針盤」に報じられています。
★完成記念式典:10月1日(土) 10:00より
★一般通航開始日:10月3日(月) 8:45より
 詳細はARA「荒川ロックゲート」をご覧下さい。

う~ん、めったにない機会ですから、ぜひ参加したい!!
特に10月3日は、仕事を休んででも愛艇に乗ってはせ参じたいところですが、休めるかなあ‥。

芝浦運河へ

FI1765780_0E.jpgイヤ、古川には緊張しました。
JO_NA_KAさんのような、小回りの効くインフレータブルでないと、とても上流まで行く勇気は、私にはありません。
尻尾を巻いて古川の船溜まりを脱出した、チキン船長とその愛艇は、右折して、いよいよメインラインたる芝浦運河に入ろうと、古川水門をくぐることにしました。
道路が近くにあるなど、人目につきやすい水門には、絵や模様を描くのが最近の傾向ですが、ここ古川水門も例外でなく、ごらんの通りおサカナさんが描かれています。

FI1765780_1E.jpg芝浦運河に入り、新芝浦橋から古川水門を見たところです。
両岸には高いビルが立ち並ぶ、言わば都会の谷間ではありますが、頭上には真夏の青空が広がり、ビルのガラスには日差しが反射して、美しく整備された親水歩道もあり、古川とは対照的な風景です。

私は小学校に、日本橋川にかかる橋を渡って通ったほどですので、上を高速道路が走る水路には、さほど抵抗はないつもりでしたが、昼なお暗い古川から、明朗な雰囲気の芝浦運河に出てきたときは、正直ホッとしましたねえ。

FI1765780_2E.jpg今までですと、建物はたいてい、水路に背をむけた構造になっていたものですが、写真のように水路側に正面を持ってきて、桟橋を備えた小洒落たレストランもいくつか見られました。

さすがウォーターフロント、といったところでしょうか。
これで、マイボートを気軽に横付けして食事できれば、言うことなしなのですがね‥。
お洒落なお店もいいのですが、個人的には、桟橋付きのコンビニがあったりすると、嬉しいんですけれど。

FI1765780_3E.jpgさらにゆっくり艇を進めると、進行方向右側の、シーバンス(間違えていたらごめんなさい)の角にある公園で、テレビドラマかなにかでしょうか、ロケ隊が撮影中でした。

連れは「女優は誰?」と、ちょっと興奮していましたが、ロケ隊の方々がいっせいにこちらに顔をむけたので、撮影の邪魔をするのは悪いような気がして、早々に通過することにしました。

この辺りがドラマの撮影地になるのは、もちろん、美しく整えられた「ウォーターフロント」あってこそなのでしょうが、どんな形であれ、水辺が舞台になり、「東京に水路あり」と多くの人が認識してくれるきっかけとなり得るのなら、私にとってはとても嬉しいことです。

(17年8月21日撮影)

古川水門のYahoo地図

【追記】こちら(東京都港湾局サイト・運河ルネッサンス推進地区の指定)によりますと、4枚目画像の地点左にある、ポンドのような短い水路(これ)は、「芝浦北運河」という立派な名前があるのだそうです。ビックリ!

古川

FI1759220_0E.jpg浜崎橋をくぐって直進すると、頭上いっぱいに首都高浜崎橋ジャンクションの高架がかぶさる、古川の河口部です。道路の曲線と、橋脚の直線がおりなす、なにか幾何学的な風景のなかに、遊漁船が舷を並べています。

どこの橋かは忘れましたが、だいぶ以前に、何度かクルマで通った橋の上から、たくさんの屋形船がもやっているさまを垣間見たことがあり、船だまりであることは認識していましたので、特に驚きはありませんでしたが、このあと、真っ暗な東海道線の橋の下を抜けると、一変した光景に度肝を抜かれました。

FI1759220_1E.jpg隙間なく舷側を接し、斜交いに船尾をこちらに見せるその過密ぶりに、言葉を失いました。
かつて橋の上から見たときとは、印象が全く異なります。何より今は、自ら艇を進めているのですから、緊張は一気に高まりました。

21ftの小艇でも、左右の繋留船との余裕は1メートルを切っています。加えて、可航幅をかせぐためか、遊漁船や屋形船は、水路側にフェンダーを下げておらず、ぶつけたら大変と、回転数は700以下のデッドスロー、連れにはボートフックを構えさせ、もちろん両舷のフェンダーはすべて下げました。

FI1759220_2E.jpg私の拙い操船技術では、針穴に糸を通すような緊張感で、僅かな距離ながら、すっかり気疲れしてしまいました。この可航幅では、もちろん転回することはできませんので、前進するしかありません。

緊張しつつしばらく進むと、金杉橋下の僅かなスペースは、繋留船が途切れていたので、左舷側にいた遊漁船のバウにボートフックを引っ掛けてエンジン停止、海からの風で自艇のスターンが回されるのを待ち、何とか転回に成功。
古川探索は、僅か400メートルで脱出という、ヘタレな結果となりました。

水運の盛んだったころの、昔の東京の水路の写真を見ると、「目白押し」という表現がしっくりくるような、フネがぎっしり詰まった様子が記録されていますから、この光景は、いにしえの水運時代を髣髴させる、貴重なものなのかもしれません。

帰宅してから、気持ちに余裕のあるときに写真を眺めると、沿岸には船宿の看板がならび、高速道路の天井がやや圧迫感があるとは言え、どうして、なかなか風情のある情景に思えます。

しかし、こちらに繋留されている船宿所属のフリート(?)の皆さんは、どうやって入出港されているのでしょうか‥。私から見れば、まさに「神技」と言っても大げさでない、その操船術を、いつか拝見したいものと思っています。

(17年8月21日撮影)

古川・金杉橋付近のYahoo地図