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海老取川澪筋に灯標新設

(『帰りの京浜運河で』のつづき)
FI2618260_1E.jpg前後しますが、11月1日の午前中、横浜に向かう途中のお話です。

珍しく輻輳して、ウェーキの反射波がキラキラとまぶしい、海老取川を南下。おなじみ内水路ロングランコースの難所、海老取川澪筋に出ると…。
(海老取川澪筋については、過去の記事『海老取川から多摩川へ…2』、『よりによって…』、『海老取川の旗』ほか参照)

FI2618260_2E.jpg海老取川澪筋に出て、多摩川下流方向を見たところ。いつもなら、澪筋に沿って立ち並ぶ、赤と黄の旗をつけた、おびただしい竿の列を見つつ進むのですが、先日の多摩川訪問以来、修復はされていないようで、本数は以前よりまばらです。

その代わりでしょうか、新しい澪標?が設けられているのを発見! 曲がり角と、多摩川からの入口の下流側の、二本があります。写真ではわかりにくいかもしれないので、矢印をつけておきました。拡大してご覧ください。
撮影地点のMapion地図

FI2618260_3E.jpg曲がり角の外側に設けられた澪標に、近づいてみました。二段になった円筒形の鉄柱で、こげ茶に塗られ、なかなか頑丈そうです。

澪標と言うより、灯標でしょうか。頂部には灯器と、太陽光発電素子が取り付けられています。夜間になると点滅する、フラッシングライトでしょう。これで、夜の出入りも楽になりますね。

FI2618260_4E.jpgこちらは入口下流側のもの。灯器、寸法ともまったく同じようです。
欲を言えば、上半分だけでも良いので、もう少し目立つ色に塗ったほうが、目標としては視認しやすいと思うのですが。

周りで傾いている、旗付きの竿がいかにも哀れ…。
とはいえ、海老取川澪筋の近代化(?)の瞬間に、立ち会えたような気がして、なんだか嬉しくなったのも事実です。

FI2618260_5E.jpg澪筋を出てから、振り返って。

過去の記事「多摩川の帰路に」で、澪筋に何やら調査中の作業船がいたことを紹介しましたが、今回灯標が設置された場所が、まさにその、作業船が停泊していた位置。

ノートPCやモニターをのぞきこんで、分析中といった風情でしたので、底質や水深を調べていたのでしょうね。


(20年11月1日撮影)

(『運河の円盤?』につづく)
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東京~潮来間を、櫓漕ぎのサッパが航行!

FI2618075_1E.jpgエドルネさんのブログ「エドルネ日記」を拝見したら、トップの記事を見てビックリ!
サイクリングで見た川風景!荒川をサッパ舟がゆく!東京~潮来(@@」に、「サッパ舟でいく東京~潮来」という幟を立てた、水郷ではおなじみの農舟サッパが、荒川の川面をゆく写真が載っているではありませんか!

サッパで、しかも江戸川~利根川を通って潮来に行ったとなれば、水郷好きとしても、また利根川水運ファンとしても、聞き捨てならないお話で、胸が躍りました。

(水郷については、過去の記事「魅惑の水郷…1」「ふたたび水郷へ!…1」「水郷案内のパノラマ地図」ほかのシリーズ参照)

櫓漕ぎだけで、関宿回りを成し遂げたのだろうか? それとも、機走や帆走を併用したのかな? どんなコースを走ったんだろう? …知りたいことが、次々に湧いてきて、早くも興奮状態。
早速リンク先である「潮来市Impulseページ」に行ってみると、潮来市商工会青年部の皆さんによるイベントであり、昨23日、無事潮来に帰着したことが判明。
しかし、こちらは短い記事のみで、準備段階からの真摯な雰囲気は伝わってくるものの、残念ながら、私の疑問には答えてくれそうにありません。

さらなる情報を求めて、検索してみると、幸い茨城新聞の記事で、「あやめまつり来月24日開幕 サッパ舟で東京-潮来間」がヒット。以下、一部を抜粋して掲載させていただきます。

5月24日開幕する水郷潮来あやめまつりをPRしようと、潮来市商工会青年部は同18日から7日間かけて、東京墨田区内の隅田川から潮来市の前川あやめ園まで約190㌔をろ漕ぎ舟「サッパ舟」で航行する。東京-潮来間をサッパ舟で航行するのは、1986(昭和61)年以来22年ぶり。

サッパ舟は十八日午前八時半ごろ、墨田区役所付近の隅田川を出発する予定。小名木川、荒川、江戸川を抜けて、二十一日に本県境町内の利根川に入る。その後、同川を下り、支流の横利根川、北利根川を通って、二十四日のあやめまつり開会式に合わせて前川あやめ園に到着する計画。

 今回使用するサッパ舟は、帆を取り付けて高瀬舟のように改造し、人力と風力で航行する。舟には三~五人が乗り、伴走船と陸からの伴走車が同行して安全面などで支援する。メンバーは、キャンピングカーとテントなどを用意し、宿泊は原則的に野営としている。

 これまでに市商工会の前身の「潮来町商工会」は、水郷潮来の観光PRとして一九八六年に東京-潮来間(約百八十二㌔)、二〇〇〇年に潮来-波崎往復(約八十㌔)でサッパ舟を航行した。市商工会としては初めての取り組みとなる。(後略)


また、コースの図版と、22年前に航行した時の写真は、asahi.com「サッパ舟、隅田川から潮来までどんぶらこ」に掲載されています。
波のある荒川・江戸川河口部を避け、中川~新中川を経由して、江戸川に出たのですね。

過去にも2回、この壮挙があったとは!…今まで知らなかったことが、残念でなりません。
しかし、機走なしで、帆走と櫓走のみでの航行は、準備段階の訓練も含めて、ご苦労も多かったことと思います。商工会青年部の皆さん、お疲れさまでした。

サッパは元来農舟で、竿で動かすものですから、帆装したサッパは、大変珍しい存在なのではないでしょうか。白帆を上げて江戸川を上る姿、さぞ魅力的な光景だったことでしょう。見てみたかったなあ…。
今や浅瀬だらけで、動力船の航行は難しくなってしまった、関宿~利根運河間の利根川の様子など、見てみたい映像はたくさんあるのですが、今後の発表を待つことにしましょう。

ともあれ、大水運時代を思わせる関宿回りの航行が、カヌーやカヤックではなく、通常の小型船でなされたことの意義は、決して小さくないと思います。

今回の件に刺激されて、後に続く人たちが名乗り出られたら、航路としての江戸川・利根川にも、一筋の光が見えて来るかもしれませんね。浅い河道の浚渫や、関宿閘門の改修など、楽しい妄想が、どんどんふくらんでしまいそう…。

(写真は十六島与田浦、20年5月6日撮影)

閘門の研究団体が発足していた!

例によって、今ごろ気づいた、というレベルの話で恐縮ではありますが…。

FI2617926_1E.jpg先日、Google検索でウェブ上を徘徊していたら、「閘門調査にご協力ください!」なるサイトを発見。
そこに書かれた「日本の閘門を記録する会」という名称に、閘門好きとして色めき立つものがあり、勇んでそのページ上のリンクをクリックするも、ほとんどが「ファイルが見つかりません」の表示が出て、ちょっとがっかり…。
もっとも、最後の項目、「H19年8月時点で所在地が判明している各地の閘門一覧表」のみ、内容を拝見することができて、再び気分が盛り上がりました。

ああ、こうして、全国の閘門を調査している方々がおられるのだなあ、と、感動しつつ一覧表を拝見してゆくと…。

59番の「平久水門・洲先南水門(閘門機能があるか否か検討要)」という記述を見て、遠方から、各地の閘門を把握してゆく難しさが、実感できるような気がしました。

治水設備というのは、きわめて地域的なものなので、官庁の出先機関や、各自治体の担当部署を、しらみつぶしに聞いて回る以外、あまり方法がないように思えるからです。地道な作業をされていることが想像され、頭が下がる思いでした。
私にとってはおなじみの、平久水門や洲崎南水門も、確認するすべがない以上、こうして保留しつつもリストアップしているあたり、ホンモノの(私のように、ヨタ研究でない、という意味で、ね)研究者らしい、真摯な姿勢がうかがえます。

まあ、ウェブ上で丹念に拾ってゆけば、このリストで保留となっている物件も、簡単に消息を得られるのは、皆さんもすでに、ご存知のとおりではありますが…。
不確かな情報に頼って結論を出すよりも、きちんと確認してから、ということなのでしょう。立派だと思います。

このサイト、URLをたどってゆくと、木曽川文庫の中に設けられている1ページでした。トップに、船頭平閘門の写真が掲げられていたのも、うなずけます。
また、先ほど「ファイルが見つかりません」の表示が出た各ページも、非公開ながら、アップはされており、設立趣旨や活動の経緯などについて、知ることができました。

水門だけでなく、閘門たちにとっても、よい時代になってきたようですね。今後のますますのご発展、ご研究の進展をお祈りしております!

(写真の閘門については、また後日お話します。)

「がーちゃんフォトアルバム」で、水上タクシー体験記事を掲載!

FI2617857_1E.jpgいつもお世話になっている、がーちゃんさんのブログ「がーちゃんフォトアルバム」で、横浜市で実験的に行われた「水上タクシー」の体験乗船をルポされています。

魅力的な川景色や船影が紹介され、航行中の動画もあるなど、盛りだくさん。すでにご覧になった方も多いかと思いますが、とても楽しい記事なので、ここで改めてご紹介させていただきますね。

横浜へ
大岡川桜桟橋で水上タクシーを待つのだ
水上タクシーで山下公園まで その1
水上タクシーで山下公園まで その2
水上タクシーで横浜港ぐるっと周遊 前編
水上タクシーで横浜港ぐるっと周遊 後編

この水上タクシー、湾岸ライフ事業推進委員会・関東運輸局・神奈川県の三者の主催で、9月29・30日、10月6・7・13・14日という期間限定で、横浜港・大岡川周辺と、根岸湾および八景島で、試験的に行われたもの。運航日は、明14日を残すのみとなってしまいましたので、トピックとして採り上げるには遅くなってしまいましたが…。

コース・料金などの詳細は、PDF「海から見るヨコハマ発見 横浜港『水上タクシー』」(横浜アーチスト)をご覧ください。水上タクシーの一艇、ソーラーハイブリッド艇を製造した㈱キシムラインダストリーにも、コースやフリートの紹介などの記事が掲載されています。

(横浜、汽車道付近。19年8月12日撮影)

江東の2閘門、日曜日に運転!

荒川下流域の情報誌である、「月刊ARA online」を久しぶりに拝見したら、気になるトピックをみつけました。
荒川ロックゲート・扇橋閘門が日曜に稼働」! おお、ついに!

FI2617844_1E.jpg両閘門とも、平日のみの運転で、日曜・祝日は通航できず、土曜に休みを取らないと、旧中川や北十間川に遊びに行ったり、もちろん閘門通過も楽しめず、ちょっと残念に思っていましたので、「ボートオーナーの要望が多くなり、お上も重い腰を上げたか!」と嬉しくなりました。

もっとも、この記事には、運転時間のみが記されていて、なぜか月日がどこにもなく、1日限りのものなのか、継続するのかすら判然としません。
まだ予定が決まらないのかしら、と少し不安にもなり、せっかくなので、荒川下流河川事務所・地域連絡課に電話で問い合わせてみました。

応対してくださった女性職員の方によると…
11月11日(日)のみの運転。
運転時間は記事のとおり、8:45~16:30。
注意していただきたいこととしては、終了間近の時間に内側(水位低下化区域)に入ると、反対側の閘門から出られなくなる恐れもあるので、早めの通航を心がけてほしい、とのことでした。

さて、ここからが重要です(笑)。

職員の方のお話を要約すると(ニュアンスに誤りがあるかもしれませんので、正確なところは、各自お問い合わせください)…「今回の運転は、日曜日の通行量調査もかねており、今後、日曜日の運転を継続するかどうかは、今回の結果を見て検討する」とのことです。

ということは、都内のボートオーナーである皆さんが、来る11月11日・日曜日、示し合わせて、大船団(笑)で2閘門を通航すれば、近い将来、毎日曜日の閘門運転が実現される可能性が出てくる…のではないでしょうか?
イヤ、大船団を組まなくてもいいですね、この日、1日の通航量が多ければよろしいわけですから。でも、いきなり閘室を埋め尽くすような、えらい数の艇が押し寄せたら、閘門の職員の方も、さぞビックリするでしょうね(笑)。
一回の通航量の記録を作るのも、面白いかもしれません。もちろん、事故のないよう、安全には充分お気をつけて!

艇長の皆さん、いかがでしょうか?
私は、都合のつく限り、ゼヒ馳せ参じたいと思っています!

(19年6月23日撮影)