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今年もあんば様

FI2618304_1E.jpg1月3日は、恒例となったあんば様―阿波大杉神社―にお参り(『あんば様…1』ほか参照)。航行の安全と、皆様のご健勝を祈願したあと、昨年のお札を返納し、改めて新しいお札をいただきました。

例年にも増して、狭い境内は参拝者と露店で賑やか。抜けるような青空に、極彩色の拝殿が美しく映えています。
撮影地点のMapion地図

FI2618304_2E.jpg今年は初めて、坂を下った谷間にある、第二駐車場にクルマをとめたので、その奥に祀られた次郎杉に参拝することができました。鬱蒼たる杉木立に囲まれて、一見あまり目立たないのですが、近づくと幹はひときわ太く、やはりどっしりとした存在感のあるご神木でした。

訪れるたびに、何か舟運時代を匂わす石碑でもないかしらと、境内をウロウロしているのですが、今のところ見つかっていません。今度は昇殿参拝でもして、宮司さんにお話をうかがってみようかしら。

FI2618304_3E.jpg境内の露店で、コルク銃の射的屋さんがあったので、懐かしさに駆られてつい挑戦。子供のころは、射的は得意だったけれど、腕は衰えていないかな…。

狙いはたがわず、みごと全弾命中だったのですが、残念なことに獲物を棚から落とすことはできなかったので、景品はもらえませんでした(涙)。


FI2618304_4E.jpg参拝のあとに訪れたのは、冬枯れの葦原の向こうに広がる、胸のすくような水郷風景のこちら。ええ、また水郷です。

右へと視線を転じると…。




FI2618304_5E.jpgカーブミラーが…ではなくて、その中にご注目くだされ。

もうおわかりかと思いますが、ここは以前から狙っていた、ちょっとしたお楽しみスポット。風は少しあるものの、穏やかな上天気とあって、心おきなく堪能できそうです。



(21年1月3日撮影)

(『新利根川河口水門…1』につづく)
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古川をほんの少し歩く…2

(『古川をほんの少し歩く…1』のつづき)
FI2618303_1E.jpgテラスの柵から身を乗り出して、下流側を見たところ。

このあたりはゆるやかな屈曲区間なので、すぐそばに架かる小山橋のほかは、特に目につくものはなし。
すぐ対岸の建物は、町工場のようでした。この土地にも、舟運と密接に関わった工業地帯だった時代が、あったのでしょうか。

FI2618303_2E.jpg小山橋が気になったので、ちょっと見に行ってみよう…。

高欄というかガードレールというか、外側に向けて反りかえった青い柵が、独特の雰囲気をかもし出しています。
撮影地点のMapion地図



FI2618303_3E.jpg小山橋の上から上流側の眺め。奥でか細い陽に照らされているのが、先ほど通った二の橋、右が親水テラスです。

このあたりは、水面下に基礎護岸の張り出しも無いようなので、水深さえあれば、テラスに接岸もできそうですね。



FI2618303_4E.jpgさらに歩いて、一の橋から下流側の風景。う~ん、この曲がりっぷりはなかなか…。都心の河川では珍しい、90度を超える急カーブに、古風な石垣護岸と来ては、かなり萌えてしまいます。左の護岸上には、噴水とライトアップの設備があるのですね。

この近くにある麻布十番、子供のころはよく遊びに来たのですが、「川の地図辞典」(菅原健二著)によれば、江戸時代、舟航の便のために古川の掘り下げをした際、工事区間を一番から十番まで区分けして行った、その名残りの地名なんだそうです。

FI2618303_5E.jpg上の写真にも写っている、木造風にあつらえた人道橋の上から、下流側を望んで。昔は、このあたりまで舟が遡ってきたと思うと、古川再挑戦の思いが、むくむくと頭をもたげてきました。

二の橋とまではいかなくとも、せめて前回より上流…金杉橋より先に、艇を進めてみたいものですねえ…。
撮影地点のMapion地図


(21年1月1日撮影)

(この項おわり)

古川をほんの少し歩く…1

FI2618302_1E.jpg明けて1月1日は、まずお墓参りをし、帰路に買い物をしがてら散策していたら、古川端は二の橋に出たので、ちょっとのぞいてみることにしました。

仕事の行き来で、古川を渡ることはあっても、お散歩する機会はそうそうなく、まして水面からの訪問は、17年の「古川」以来、とんとご無沙汰しているので、河口から遡った区間の様子がどうなっているのか、やはり興味をそそられるものがあります。
写真は二の橋の上から、下流側を見てみたところ。
撮影地点のMapion地図

FI2618302_2E.jpgこのあたりの古川は、白金台の崖線に沿って流れているので、東岸はぐっと高く、二の橋も台地に登る日向坂にあわせ、勾配がついた形で架けられています。

橋詰の植え込みには、先代橋のものらしい、「にのはし」と彫られた、親柱が保存されていました。「東京の橋」(石川悌二著)によると、先代橋は昭和10年竣工の震災復興橋で、鋼鈑桁橋だったそうです。



FI2618302_3E.jpg西岸には、ここから下流に向かって川沿いの道があったので、歩いてみることに。

ビルと高速道路に、挟まれたような細い道をしばらく歩くと、川に沿った小さな公園、新広尾公園に出ました。公園に入ると…おお、護岸を掘り込んで造られた、親水テラスがある…。

これで船着場の機能があったら、ここまでは遡上できる水深が確保されていることになるなあ、と、好都合な妄想が爆発し、ボルテージ急上昇。
撮影地点のMapion地図

FI2618302_4E.jpgテラスに降りてみると、残念ながら柵に開口部はなく、護岸にフェンダーの備えもありませんでしたが、川面を間近に眺められるのはやはり楽しく、寒さも忘れて、しばし休憩。

テラスの真ん中には、水防機材を保管しているとおぼしき箱が鎮座し、広くはありませんが落ち着いた雰囲気。水面をのぞきこむと、水は澄んでいて、川底の砂がが透けて見えます。水深は6~70cmほどでしょうか。小さな水鳥がすいすいと水に潜って、魚を獲っているのも見られました。

FI2618302_5E.jpg水深の浅さから、自分の艇でここまで遡航するのは難しいな、と、少しがっかりしつつ階段を上がってきたら…。テラス入口の説明板にある図を見て、ふたたびの盛り上がりが!

テラス付近の断面を描いた図には、河床高さA.P.-0.44mとあります。とすると…、A.P.+1m以上の潮位があれば、我が艇でもここまで遡ってこれる!
いや、途中に水面下の障害物がなく、河口近くにある、低い橋の桁下高もクリアできれば…、という但し書きつきですが…。この説明板のおかげで、なんだか希望がわいてきました。


(21年1月1日撮影)

(『古川をほんの少し歩く…2』につづく)

木更津港に拾う…4

(『木更津港に拾う…3』のつづき)
FI2618277_1E.jpg水門裏を通る連絡橋の上から、船溜を眺めたところ。水郷周辺の船溜(『米島船溜』『徳島東船溜』ほか参照)に魅せられて以来、水門のある船溜というだけで、どうも興奮しがちになってしまったようです。

まあ、こちらはご覧のとおり立派で、水面も広々としており、水郷のそれのような面白さはありませんでしたが、フネブネが安心して憩う静かな水面を目にすると、やはりホッとさせられるものがあります。
撮影地点のMapion地図

FI2618277_2E.jpg船溜からは、中の島大橋のほぼ正横の姿を望むことができました。橋を透かして、新日鉄君津の工場群が遠望できます。フェリーの航路は、この橋をくぐってほぼ西に向かい、防波堤を出てから北上して、川崎を目指すコースを取っていました。港の北側は、浅瀬が広がっているのです。

検索してみたら、「木更津 中の島大橋、中の島公園」(ウンガン!)がヒット。全長236m、昭和50年の竣工だそうです。「日本で一番高い歩道橋」だったとは、知りませんでした。

FI2618277_3E.jpg船溜を離れようとして、ちょっと気になったのがこの、水揚げ設備とでも言うべきもの。

船が左の上屋の中に入ると、チェーンブロックで吊り下げられているコンベアが、目の前まで降りてきて、接岸せずとも、効率的に荷揚げができるようにしたものでしょう。陸で言えば、ドライブスルーとでも言ったところでしょうか。

FI2618277_4E.jpgときおり小雨がぱらつくような、あいにくの天気ではありましたが、子供のころ以来の宿題であった、内房の水路風景や、水辺のあれこれを堪能することができ、楽しいドライブでした。

帰りも冒頭と同じく、効果線モドキの写真を撮って遊びながら…。いえ、もちろん私は運転中で、自分で撮ったわけではありません。


(20年10月19日撮影)

(この項おわり)

木更津港に拾う…1

(『富津岬から…2』のつづき)
FI2618272_1E.jpg富津岬を後にして、知り合いを訪ねがてら、子供のころに縁のあった、木更津にやってきました。
ここは古い港町で、江戸時代は、海と川を走ることを許された唯一の船種、五大力船の出発地として知られ、河川舟運とも縁浅からぬところです。

真っ先に訪ねたのは、木更津~川崎間を運航していた、フェリーの可動桟橋の跡。廃止されてから訪ねるのは、これが初めてです。

FI2618272_2E.jpg同じ桟橋跡を、反対側から。昔、何度もフェリーに乗ったので、がらんとした港を前にして、寂しくもありましたが、乗船待ちの駐車場を含めた周囲の様子は、意外と変わっていませんでした。

桟橋跡からのぞいた向こうには、ギッシリ詰まったガット船の群れが。羽田空港の、拡張工事に参加している船たちでしょうか。

FI2618272_3E.jpgすぐ横にあった、木の床がギシギシいう桟橋には、ご覧のとおり赤錆びてくたびれ切ったような、イイ感じの曳船がもやっていました。

桟橋の上では、穴場を探しているのか、子供たちが竿を片手に駆けずり回っています。東京だったら、立入り禁止になりそうなところも、こうして気軽にお散歩でき、船と間近で触れ合えるのは、嬉しくなりますね。

FI2618272_4E.jpg遠目には廃船かな、と思えたこのサビサビ曳船、桟橋からよく見てみると、索具やフェンダー類は汚れておらず、なんとか現役のようでした。

何重にも塗られた塗料が、あばたのようにはがれた甲板を眺めていると…ところどころにコケのような、緑色の部分が。いや、塗料の色が残っているだけかしら。本当にコケが生えているとしたら、それはそれで風情(?)があるかもしれません。

FI2618272_5E.jpgもう、船体からキャビンの上までサビまみれ、船縁やルーフの縁など、板厚が薄い部分は朽ちてギザギザになり、色が残っている部分のほうが、少ないくらいです。

やっぱり、廃船かなあ…。
撮影地点のMapion地図



(20年10月19日撮影)

(『木更津港に拾う…2』につづく)